フィンランドの大学院にて研究員をしている著者が、フィンランド社会を題材とし、ビジネス・教育・文化など様々な視点で考えていきます。在フィンランド4年目です。
春になり

5月1日はヴァップでした。気温は例年より高めだったような、しかし風が強かったです。
友人とKaivopuistoに出かけましたが、すごい混みようでした。

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春になり、天気が良い日は気持ち良いです。ダラダラとヘルシンキの街を歩くのも楽しいです。これから夏に向けてもっとあったかくなります。

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4分の1程度のフィンランド人は仕事で疲弊している
The Finnish Institute of Occupational Health (フィンランド産業医療研究所)がフィンランド人の脳を調査した結果、4分の1程度の人は職場での長期的なストレスによって脳がダメージを受けていると指摘しました。とはいうものの、深刻な人は少ないようです。

特に仕事に対して念入りな人はそういう状態になりやすいとのこと。このような人たちは仕事の仕方、仕事に対する考え方、そして職場環境を変えるべきとしています。

 出典 YLE社のHP 「One in four workers shows burnout symptoms

ストレスや疲労などを物理的に調査するのは面白いですね。それにしてもフィンランド人でそうなら、日本人の働き方だったらどうなるのでしょう。

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アイスホッケーのワールドチャンピオンシップ

ここのところ、フィンランドでアイスホッケーが再び話題を集めています。というのも、昨年にフィンランドが優勝をしたワールドチャンピオンシップが5月4日に開幕したからです。

しかも今回は地元ヘルシンキとストックホルムでの合同開催ということで、さらに盛り上がっています。酔っ払いの皆さんがいつも以上に目につきます。

まずは全16チームが2つのグループに分かれて戦い、ベスト8が選ばれます。後はトーナメント戦で、5月20日が決勝です。


16チームの顔ぶれをみると、アメリカ、カナダ、ロシア、フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、フランス、ドイツ、イタリア、ラトビア、スロバキア、チェコ、ベラルーシ、カザフスタン、スイス。

北国に偏ってますが、そのなかで温暖な国イタリアが出ているのが微笑ましく、素人として応援したくなります。

フィンランドチームはベラルーシとスロバキアに既に勝利し順当に勝ち残りそうです。今週金曜のカナダ戦、日曜のアメリカ戦が1つの盛り上がりどころでしょう。

なお、チケットの値段が高くて問題になっています。スタジアムに空席が目立つのに値段が高いのはおかしいということで、ヘルシンキのスタジアムで若者による抗議があったようです。

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なり手の見つかりにくい職

フィンランドは失業率が8パーセント近くあります。政府はなんとか雇用を創出すべく新たに軸となる産業の育成に向けて様々な取り組みをしています。

そんな状況でも、なり手の見つからない不人気の職があるそうです。YLE社のHPでそのベスト5が以下のように掲載されていました。
 1位 Food Warehouse Worker 求人数35
 2位 Telemarketer 求人数3956
 3位 Icecream Seller 求人数121
 4位 Franchise Entrepreneur 求人数176
 5位 Mover 求人数513

Ministry of Employment and the Economy(経済雇用省)の人の話では、さほどフィンランド語が必要ないにも関わらず、人員不足の職があるそうです。

出典 YLE社のホームページ 「Help wanted: Finland’s most undesirable jobs

これらの職が不人気な理由は定かではありませんが、労働条件でしょうか。フィンランドは日本に比べれば所得格差が少ない国だなとの印象を受けます。しかし、それでも労働環境のわりに賃金の低い職があります。

あるいは、上記の一部は日本で言えばパートタイムやアルバイトの職かもしれません。そういう形態の人が不足しているのでしょうか。

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グッゲンハイム美術館をヘルシンキにつくる計画は否決に終わる

さて、前に書いたグッゲンハイム美術館のヘルシンキ招致をめぐるニュースです。昨年に調査が行われ報告書がまとめられました。

ワールドデザインキャピタルである現在、ヘルシンキの新しい観光スポットとして招致が期待されていましたが、報告書内の来場者数やコストに関する見積もりが甘いのではないかとの指摘があったりして、なかなか決定されずにいました。

5月2日にヘルシンキ市議会のなかで投票が行われ、結果として否決されました。反対した人の理由としては、やはりコストが高すぎること、そしてこれからはフィンランド内に芸術を輸入するよりもフィンランドから芸術を輸出していくべきだとの意見がありました。

 出典 YLE社のHP 「Helsinki City Council rejects Guggenheim project

アーティストの方達からしたら、大きな美術館ができることは大きな魅力だったと思います。またフィンランドはデザインのビジネスをもっと拡大していきたいところですので、良い機会だったのかもしれません。

一方で、この手の美術館をボンボン建てられるほどにヘルシンキの予算は潤沢ではありません。そこで、そもそもグッゲンハイム美術館なのか?というのが議論の中心だったのでしょう。

私は美術のことを十分に解する人間ではありませんので、グッゲンハイムについての意見はありませんが、おそらくどんなに素晴らしい作品が来たとしても、要はきっと期待するほどに人が集まらないだろうということです。それを目当てに来る観光客もいるでしょうが、投資に比べて効果は薄いだろうとの読みでしょう。

それだったら、例えばフィンランドの芸術を他国に発信する活動にお金をかけていったほうが有効なんじゃなかろうかというのは、確かにそうかもと思います。

日本の都道府県だったら、(イメージですけど)その土地出身の代議士や知事の一声で、将来への投資という明るい話題を優先して建設してしまうのかもしれません。オリンピック招致活動など。

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